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ピアニッシモを自然に出すお客様

大変ご無沙汰しています。

少しずつ、お客様への感謝ブログも復活させます。


今回は、ヤマハのグランドの調整にお伺い致しました。

ピアノの状態が芳しくなく、

弦は切れ、ハンマーはピカンピカン、タッチは重く・・・

苦労して、何とか使えるピアノに仕上げたのですが、

ピアニッシモが、ぼやけたピアノに仕上がりました。

お客様に、ご確認をお願い致しますと、

アレレ?こんな良いピアノだったかな?

ピアニッシモがクリアじゃないですか?

ピアノが良いのか演奏者が良いのか、

僕は分かりませんでした。

楽器と奏者が同調しています。


ピアノの音がピアニッシモでぼやけていたとしても、

奏者でクリアにできるんですね。

フォルテッシモも割れませんでした。

理想の音は、お客様も僕も似ていました。

演奏からのアプローチか、調整からのアプローチか。


ガンガンの派手な演奏に慣れていると、

一瞬物足りなく感じますが、

音がこちらの弾き方の方が遠くに飛ぶとのことでした。

ピアニッシモでクリア、

フォルテで厚く割れない、

音が遠くに飛ぶ、

調律師の理想の音でした。

大変勉強になりました。


安易にピアノの鉄骨にスマホを乗せたのは間違いでした。

録画の音が割れていますが、

ピアニッシモの音は確認できます。






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ヤマハの初期モデル

先日、お客様のお宅で珍しいピアノを調律させていただきました。

ヤマハアップライトピアノ、製造番号1200番

ヤマハの生産モデルは1,000番台から、らしいのでかなり初期ですね。

ルーズピンがたくさんありましたが、楽器は素晴らしかったです。


yamaha1200-2.jpg


なんか、スタインウェイを意識してるのがはっきりわかりました。

カポストロバーの上方アリコート
yamaha1200.jpg


今とは違うフレンジ、昭和5年には、もう昭和30年代とほとんど同じです。
yamaha1200-3.jpg

ヤマハ純正の昭和50年代のハンマーとプラスネジで、オーバーホールしてあると思うのですが、

そんな修理じゃオリジナルでないから悪いと言いたいところですが・・・

鳴り、音色とも本当に良かったです。


ヤマハは、ベヒシュタインの技術者が来て、ピアノのレベルが上がったと本に書いていましたが、

それ以前のピアノだと思います。

当時は家一軒以上の値段がしたこと、

工業生産品の最先端だっただろうから、最高の人材が集まったこと。

よって制作の気合いが違うのだろうと想像します。


K様ご依頼ありがとうございました。

不思議な体験 クレニオ

今日は、お客様のお宅でクレニオを施術していただきました。

いえ、クレニオって家に帰って調べるまで知りませんでした。


ピアノの調整をしにお伺いしたのですが、

お話の流れで施術していただきました。


体が勝手に動き出して、体のねじれを戻すんです。

僕は、体の左側が悪かったので、体が左側、もしくは全体を必死で動かしていました。

去年耳を患った所は、頭の皮が捻じれるかと思うくらい、勝手に頭の皮が動いていました。

施術している人は手を添えているだけです。

施術後も、体が勝手に柔軟体操をするんです。


何を言っているかわかりませんね。

僕も何が起きているのかわかりませんでした。

ただ、施術する人を疑わずに信じてみようと思いました。


お客様 (施術者) は心が疲れているようにお見受けしました。

「私は何もしていない、あなた自身が悪いところを治しているんです」

邪念を捨てて、患者の心を素にしてるんでしょうか?

それは疲れるでしょう。


手にしびれが来ていたのですが、その悪い筋を自分で勝手に動いて戻したのには驚きました。

世の中不思議なことがあるものですね。

多分、高度な施術者だとも思います。

お互い商売は下手だと認識しましたが・・・

K様ありがとうございました。

また施術を受けに、お伺いいたします。




メトロノームの音

本日ピアノの納品をいたしました。

F様 ご購入ありがとうございました。


お付けしたメトロノームがNIKKOの木製メトロノームで、

それが素晴らしくいい音なんです。

プラスチックのメトロノームの音って、固くて、チーンという音ですが、

木製は音も重厚で、うるさくなく厚い音です。


実は発注ミスで、最高級品を仕入れてしまいました。

しかし、お客様も大変喜んでくださり、

結果は良かったかなと思います。


お子様からプレゼントをいただきました。

んか流行ってるそうです。

ブレスレットです!違う名前かな?

CIMG3201.jpg





この動画はウイットナーの古そうな物なので、さらにいい音がしているかも知れません




最近古いピアノの依頼があります。


ルービンシュタインというピアノが2台偶然作業が重なりました。

1台はクリーニングのみで使えて、

もう一台は修理を施しています。


CA3E0255.jpg


このピアノは修理をしなくても440ヘルツに上げれて問題なく使用できました。

なんでも酒造会社の社長さんから譲り受けたものらしく、

昭和20年戦後間もないころ家一軒と同じ値段がしたとか・・・


ただ、その意味は当時の日本の家の価値がまだ低かったという意味だと受け止めています。

発展途上国では今でも家を100万円で買えれば、ピアノと同じ値段です。

昭和35年ごろは物価が急騰して一般のお金持ちでも買えるほどになっています。

それでも車もそんなに普及してないからすごいと思いますが・・・


CA3E0253.jpg


このピアノは結構状態はいいです。

しかし、もう一台は調律の保持もできず、メカニックの動きも悪く大変です。



CA3E0254.jpg


昭和30年代のセイコークロノスとピアノが似合います。

ヤフオクで5千円でした。笑





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