FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

苦労したG7

オーバーホールしてあるG7・・・大変苦労しました。

80万円でオーバーホールしたとのことですが、

もっと早くお知り合いになればしっかりしたお店を紹介できたのに残念です。

なぜ苦労したかというと、ハンマー交換をしているのに鍵盤重量調整をしておらず、

また、とても大きな雑音もしていたためです。

何度あきらめかけたか分かりません・・・

このピアノはこんなものですと・・・

重量調整をお金をかけてする前に、お客様の意向もあり、

タッチの調整でどこまで軽くできるか挑戦しました。


ハンマー角度、位置、弦合わせ、弦の位置、ローラー合わせすべてやり直しました
CA3E0074.jpg


タッチが重くなる原因は、部品の重さからくる重さと、

それに対応すべく強くしているスプリング

慣性モーメントの抵抗が考えられます。


部品を軽くすることは出来ないので、

スプリングをいかに利かさないでメカニックを作動させるか、

慣性モーメントを軽い方向に持ってくるかがカギになると考えました。


調整前は鍵盤重量は70グラム近くありました。

とてもじゃないですが弾けたものではありません。

最終的には60グラムほどになりました。

まだまだ重たいですが、弾けないことはありません。


意外と大切に思うこと、鍵盤の高さは64ミリと決まっていますが、

それより大切なのが鍵盤の静止位置の角度だと思いました。

鍵盤の角度が水平に近づくと、タッチのこしがなくなり、

押し下げた瞬間より後で粘りが来ると思います。


角度が立ち過ぎていると押し下げる瞬間に重さが一気に来る感じがするように思います。

背の低いスピネットピアノが重たい理由の一つにあるかも分かりません。


あえて鍵盤を水平に近づけました。初期の負荷をなくすためです。
CA3E0070.jpg
押し下げた後の切れについては鍵盤の調整で出すことに努めました。


その他鍵盤を少し浅くしたり、いろいろなことをしてスプリングの利きを弱くしました。

タッチの調整で10グラムは重量を軽くできると思いました。


雑音についてはローズボルトと響板の穴に異物が接触して鳴っていました。

CA3E0066.jpg

当たり前のことですが、本当は規定どおりの調整をして鍵盤の鉛を打ち変えるのが筋です。

ただ、世の中には重くて弾けないピアノがたくさんあり、

そのピアノを重量調整に何万円もかけて修理を希望されるお客様ばかりではありません。

今回の作業での収穫は、

タッチが重い軽いで悩んでいるお客さまに、

重量調整をする前の、対策として提案できる方法だと思いました。


スポンサーサイト

テーマ:ピアノ - ジャンル:音楽

最新記事
プロフィール

taniguchip

Author:taniguchip
FC2ブログへようこそ!

月別アーカイブ
Twitter
Twitter始めました。よろしくお願いいたします。
Face book
facebookもやっています。お友達になりませんか?
最新トラックバック
最新コメント
カテゴリ
12,10,2011
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。